商標の国際登録(マドプロ)のメリットとデメリット|マドプロ出願申請費用、方法、国際商標登録のメリットとデメリットを外国商標登録と比べて詳しく説明

マドプロの最大のメリットは、海外の代理人(現地の弁理士・弁護士)を使用せずに、外国において商標権を取得できる場合があるため、その場合は費用が大幅に削減できます。すなわち、外国で商標権を取得する場合は、原則、それぞれの国の現地の代理人に依頼する必要がありますが、マドプロは、現地代理人を使用しないで済む場合があるため、大幅なコストの削減となります。

また、マドプロではなく、各国別に申請・出願する場合は、それぞれ各国の言語にする必要があるため、翻訳料がかかります。一方、マドプロは、1つの書類で各国すべてに対応しますので、各国独自の言語での作成の必要がないのです。

さらに、マドプロは、迅速な審査、一括管理、事後指定による権利の拡張などのメリットがあります。

■マドプロ出願の流れ
 手続きの一本化


■指定国官庁での流れ

デメリットは、国際登録の従属性の(セントラルアタック)です。基礎出願、または、基礎登録が、国際登録日から5年を経過する前に拒絶、無効等になった場合は、国際登録も基礎出願又は基礎登録の拒絶、無効等にかかる範囲内で取消となります。その救済措置として、各指定国において国際登録を国内出願へ変更することが可能です。その場合には、国際登録日に出願が行われたものとみなされます。


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